久しぶりの旅
- 2021.07.20 Tuesday
- 23:08
JUGEMテーマ:陶芸
PCR検査(陰性)をして、久しぶりの名古屋方面への遠出。
今回は飛行機に乗って、初中部国際空港(セントレア)。羽田空港からの便が数ないので、用事の前泊後泊入れて3泊2日。夜着いて泊まって、早朝帰る日程です。
ホテルは迷った結果、空港内のセントレアホテルに宿泊しましたが、想像以上に快適な上、空港がこじんまりしているので、飛行機の乗り降りも電車へのアクセスもすぐ。空港のある島から知多半島への海を渡る橋を電車で旅するのも気分が上がります。
7月19日は、まず常滑へ。この日の常滑は雲一つない、風がそよとも吹かない、灼熱!散策は夕方にまわして、まずは駅から車でINAXライブミュージアムへ直行しました。「世界のタイル博物館」を見たいと思ったからです。
常滑の焼き物の歴史は古くて、瀬戸、越前、丹波、備前、信楽などと同じ12世紀頃から始まったそうですが、私たちには、むしろ近代の土管や、帝国ホテルに建築家ライトが使った建築用タイル(スクラッチ・タイル)の代表的な産地としての方が馴染みがあります。展示の説明を見ながら、水道管のことを、昔は、「土管」て呼んでいたことと思い出しました。(大きな土管が、なぜか空き地によく置いてあって、子どもたちの遊び場になっていました。とっても昭和です。)それから、赤い色をした小さな急須も常滑焼のイメージとしてありますね。
そんなことを考えながら、ミュージアムのいくつもの綺麗な建物を見学したり、土のワークショップに参加したりしました。
その後、夕方なのにカンカン日照りの中、昔の面影を残す丘の散歩を決行。狭い坂道と雰囲気のある佇まいは、以前行った那覇の壺屋を思もわせます。結局、営業短縮の工房も多くて「現代の常滑」の作品を見ることはほとんど出来ませんでした。が、唯一、駅隣接のギャラリーで栢野文彦さんの作品展に遭遇して、満足した一日になりました。
INAXライブミュージアム全景。広い敷地に古い建物と新しい建物が共存。
泥玉を彩色するワークショップ。焼いてない土の玉。磨けば磨くほど光ります!
展示場に置いてあるキリムが気になる、、、
常滑産のスクラッチ・タイルが美しい旧帝国ホテルの柱
旧市街にある古い工場。映画「二十世紀少年」のロケ地。
暑さも手伝ってか、沖縄にいるような錯覚が。